Strum Electric GS-1の特徴
エレキ・ギターらしいボイシングに変換

MIDIキーボードでエレクトリック・ギターの音と奏法を再現することのできるA|A|S (Applied Acoustics Systems)のモデリング音源『Strum Electric GS-1』は、キーボードのボイシングをエレキ・ギターらしいボイシングにリアルタイムで変換してくれます。
エレキ・ギター特有の表現力にあふれた「アップ/ダウン・ストローク」「スライド」「ベンド」「ハンマーオン」「アルペジオ」などの演奏を再現することのできるエレクトリック・ギターの音源『Strum Electric GS-1』には、ギターらしいフレーズを集めたMIDIループも用意されています。
Strum Electricの機能
MIDIキーボードの和音を「エレキ・ギターらしいオープン・コードにボイシングする機能」を『Strum Electric GS-1』は搭載しています。「Cord Type メニュー」から「オープン」「ムーバブル」「ドロップ」のボイシングを選択することができ、鍵盤を5度間隔で押さえればパワー・コードで演奏されます。
また『Strum Electric』は音楽家によって設計されたインテリジェントな「コード認識機能」や「ストラム」「アルペジオ」など発音タイミングをコントロールする「ストローク・キー機能」を搭載しています。
フィジカル・モデリング方式

個人的に現在は生産完了となった『Virtual Guitarist』に近い音源だと初めは思っていたのですが、『Strum Electric』は一般のソフトシンセとは違い、実際に細かくレコーディングされたギターのフレーズやサウンドをトリガーするのではなく、ピックや指の固さ、弦やボディの特性などを設定して、ギター・サウンドを再現するフィジカル・モデリング方式を採用しています。
また、ギター・アンプのモデルを再現していて、「スプリング・リバーブ付き2チャンネル・アンプ」「キャビネット」「エフェクター」などの、さまざまなモデリングがプリセットに揃っています。
Strum Electricの個人的評価
デモソングを聴いてみて
実際に『Strum Electric』のデモソングを聴いてみましたが、A|A|Sの定評あるフィジカル・モデリング方式により「人と楽器が有機的に反応する生楽器ならではの表現力を実現している」「なめらかな強弱への反応」との宣伝文句ですが、『Strum Electric』のデモソングを聴く限りだと、デモで使用されているアンプの質や、好みということもありますが、「生楽器ならではの表現力」という判断は正直なところ難しいです。
質の高いアンプシミュレーターとの併用
しかし、ソフトシンセのデモソングと言うのは、この製品に限らず個人的に「デモソングを聴く限りだと実用レベルではないのいでイラナイ」という製品が多いのですが、実際にDAW環境に導入し、 サードパーティー製のプラグイン・エフェクトと組み合わせると、手放せない製品が多いです。
また、エレキ・ギターのサウンドの良し悪しはアンプシミュレーターのクオリティーにも左右されるので、その点を考えると『Strum Electric』も、かなりの可能性を秘めているソフトシンセであることは間違いないと思います。
個人的にはIK MULTIMEDIAの『AmpliTube』やLINE6の『POD Farm』などの質の高いアンプシミュレーターと組み合わせることにより、短時間で「使えるギター・トラック」を制作することができるのではないかと思います。

